渡辺隆建築設計事務所

BLOG

02.13.2009

スペースデブリ?

アメリカの通信衛星とロシアの通信衛星(すでに使用されていないもの?)が800km上空(ちなみにスペースシャトルや宇宙ステーションは高度400kmあたりらしいです)で衝突したとのニュースが流れていますね。

今日の「めざましテレビ」で地球の周囲に宇宙ゴミが漂う様をビジュアル化したものを紹介していました。こうして見せられるとなんだかゾッとしますね・・・。足の踏み場もないというか・・・(もちろんいくら多いと言っても広い宇宙空間、一個一個のキョリは結構あるんでしょうけど)。

何時も子供たちに、「遊んだら片付けろ!」「床に落ちてるゴミをそのままに通り過ぎるな!」なんて小言を言ってるんですが、大人(自分も含めて)が、研究者が、企業が、国が、これですから、子供たちに、片付けや掃除を強いるのは、酷なことなのかも。

まずは自分から・・・ですね。宇宙規模から豆粒以下の一人にまでスケールダウンして反省反省であります。

それにしても、冷静に考えると、自分で回収できないところに、回収できないモノを飛ばすって、かなり非常識な行為のような・・・。

本日の音楽:Razorlight [ Razorlight ] 04 America
レイザーライトの2枚目。かなりポップなロックアルバム。デビューアルバムのガレージロック?を期待して聴くとちょっとびっくりなんですが、こういうポップで良いメロディーが書けることは凄い才能だと思います。一転、発売されたばかりの最新作は激シブなんですよね。どちらも良い!

02.12.2009

ウソのように、安定しております。ハイ・・・。

実は、以前このブログでも紹介しましたYAMAHA Portable Player Dock PDX-50が購入以来、音飛びが激しく困っていまして・・・。

このYAMAHAさんのスピーカー、iPodをPDX-50のトランスミッターに接続するだけで、iPodがリモコンとして使えるスグレもの(スピーカーは邪魔にならない位置に置き、iPodは手元に置いて選曲や音量調整(充電もできる)をするといった感じ)。その利便性とコスト、音質は私的には大絶賛のシロモノなんでありますが、この音飛びは一体???という状況。

2週間以上我慢しつつ、いろいろ原因を考えてみたのですが一向に分からないので、HPのサポートコーナーから問い合わせてみると・・・。「新製品であるので情報収集したい、無線であるので実際設置されている場所を見ないと、原因が分からない可能性がある」ということで、サービス担当の方だけでなく、商品開発部の方も、事務所に来てくださるという(汗)。なんだかオオゴトに・・・。

「とりあえずもう少し様子を見て、それでもダメなら商品を送ってください!」というような対応なんだろうと思っていましたので、その親身な対応にビックリ。

で、今日2人がかりで調査してくださったのですが、結局原因は、商品の不具合ではなく、事務所の電話機(子機に電波を飛ばす親機)の電波でありまして。TVに登場する盗聴バスター?のようなアンテナによる電波調査で明らかに(途中の段階では、事務所に盗聴器が仕掛けられているのかも(笑)と思ったりもしてハラハラドキドキの調査になったのであります)。

そんな訳で、事務所内には電話の子機を置き、親機は別な場所に設置することでとりあえず解決!(電話の親機よりiPodの方が大事なのか!というツッコミは止めてくださいね(笑))

今は今日の午前までの状況がウソのように、安定しております。ハイ(不良品では・・と疑ってスミマセンでした)。

それにしても、今日のように対応してくださったYAMAHAさんには感謝感謝であります(一般家庭にふつうにある電話機で音飛びしてしまうという点は少々疑問が残りますが・・・)。商品開発の担当者の方の「思い入れのある商品ですから」という言葉が嬉しかったです。

なんだかとても清々しい気分になりました。こんな気持ちになったのは、音が安定したからだけではないハズ・・・。

本日の音楽:Pet Shop Boys [ Very ] 12 Go West
今でもよくかかるゴーウェスト。爽やかに盛り上げるには欠かせない曲ですね。

02.11.2009

CCTVではなくTVCC。

火災で全焼した北京のビルは、OMAのTVCCだったんですね・・・。

一昨日のニュースは真剣に見ていなかったので、「CCTVに隣接するビルが火災」という報道を聞いて、「ああ、CCTVじゃなくてよかったな」と早トチリしていたのですが・・・。

ホントに残念な事故(事故じゃない可能性も?)ですね。北京市民からは、建物もテレビ局もいろいろ批判される対象なんでしょうが、建築にかかわる人間としては、CCTVとTVCCが完成して、立ち並ぶ姿を見てみたかったです。

今後、TVCCはどうなるんでしょうか?再度建設にはとてつもない労力が必要ですよね・・・。

それにしてもあれほどのビルが全焼とは・・・ちょっと信じられません。防火区画や仕様材料の問題はなかったのでしょうか。

本日の音楽:Yellow Monkey [ Golden Years Singles 1996-2001 ] 04 球根
今日はイエモンを聴きながらシゴトしてます。ユニコーンのように再結成してほしいバンドであります。特に、このベストに収録されている後期の作品は、歌詞がちょっぴり文学的で「日本語」を大事にしている感じが良いです。この「球根」なんか、特に・・・。

02.10.2009

サービス精神。

日経アーキテクチャに伊東豊雄さんと遠藤勝勧さんの対談が載っていました。

内容は、お二人の菊竹事務所でのエピソードを交えて、ディテール(納まり)に対する考え方や図面に対する姿勢を語るというもの。

印象深い発言をピックアップしてみますと・・・・

ディテール(納まり)について
「建築のコンセプトを最も明快に表現するにはどういう納まりにするか、そこにしか興味がない。」

私も常々、この姿勢を大切にしていたいと思っています。

同業種の方から「標準ディテール図面って作ってますか?」などと聞かれることもあるのですが、そんなときは、いつも「その建物の性格に合わせて一から考えたいのでありません」とお答えしています(たとえ、結果的に、いつもと同じディテールに行きつくのだとしても、一つの建物のために一から検討する作業は、省いてはいけないものだと思っています。そんな過程を経た建物のディテールは、きっと合点のいくものになるハズ)。

やりたいディテール(例えば額縁なしのサッシまわりの納めにしたいとか)が建築計画より先にあるというのは本末転倒。寸法についても同じこと(例えば天井高の低い空間にしたいとか)。昨年、講演会の場で堀部さんもそんなことをおっしゃっていました(低い天井にこだわっているわけではない。寸法は、その建物のコンセプト次第なんだというようなこと)。

図面について
「図面は約束事。伝える相手がいる。今の人たちは伝える意志、サービス精神がない。」

CAD化されて、手書きの頃とは図面の役割にも少し変化があるとは思うのですが、設計の意図を分かりやすく伝えるということは普遍ですよね。気をつけたいところです。

また、私たち設計者とお施主さんの熱意・気合いを施工者さんに伝える「オーラ」も出しまくっておきたいところです(笑)。そのための作図の工夫、改善は常にしていかなければならないことですね。係る皆さんが前向きに、やる気になる図面を目指して!きっと、その「オーラ」が各設計事務所の個性になるんでしょうし。

それにしても、やっぱり一流建築家のお二人は、若かりし頃から、建築に取り組む姿勢が半端じゃないですねー。伊東さんは、所員時代、疲れるとペンを左手に持ち替えて製図していた(笑)そうですし、遠藤さんも、新しい設計が始まる前には、滝に打たれてみそぎをしたいと思うほど、真剣だったとお話しされています。

私はというと・・・うーん、なまぬるい人生です(笑)。

本日の音楽:Coldplay [ Live2003 ] 06 Shiver 
グラミー賞いくつか取りましたね。明日からは賞をひっさげての来日公演です。行きたかったです・・・。

02.09.2009

少しだけ広くなりました。

先週、宣言していました「事務所拡張計画」が完了しました。

今週からは、

今までの事務所スペースが、引き続き作図などのPCスペースと、カタログや書籍など資料スペースに。今まで渡辺家の倉庫になっていたスペースが、模型制作と打ち合わせ(会議)スペースに。玄関ホールの階段下スペースを、簡易的な打ち合わせスペースになります。 事務所拡大.jpgこれで以前よりは、お客様をお招きする体勢が整いました。

事務所の作業上のストレスも、しばらくは減らすことができそうです。

本日の音楽:Massive Attack [ Mezzanine ] 01 Angel
好きなアートワーク特集で取り上げませんでしたが、このマッシヴアタックのアートワークもかなり好き。音の雰囲気もダークでカッコイイです。ずいぶん前の作品になりますが、あまり古さを感じません。

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