渡辺隆建築設計事務所

06.29.2011 「第2回浜松建築会議」のシンポジウムに参加します。

浜松建築会議」が今年も開催されます。

シンポジウム「日本列島再改造に向けて/開発主義のあとで」には、藤村龍至さん、鈴木謙介さん、大東翼さん(dot architects)、辻琢磨さん(403 architecture)などが登場します。

私は1部と3部に登壇させていただきます。一般の方、建築関係者の方、学生の皆さん、どなたでも参加できますので、お時間がありましたら、是非お越しください。

シンポジウム「日本列島再改造に向けて/開発主義のあとで」

企画:TEAM ROUNDABOUT

趣旨:新全総/列島改造論以後続いて来た開発主義の時代は、1995/3.11フクシマを経て、幕を閉じようとしている。工業化、新幹線、原子力発電など、今日の社会の基盤となる様々な技術がもたらされた1960年代とは何だったのか、その後の50年間をどのように捉え、これからの日本をどのように設計していくのか、これからの都市構造、特に都市と郊外、中央と地方の関係を軸に討議していきたい。

ディスカッション構成:

第1部 10:30-12:00 参加建築家によるショートレクチャー

第2部 13:00-15:00 開発主義のあとで 鈴木謙介+藤村龍至

第3部 15:30-18:00 地方都市の行方 鈴木謙介+藤村龍至+参加建築家
          ※冒頭30分のWS報告プレゼンテーションの後、鈴木+藤村でコメント、討議

以下、「浜松建築会議」コンセプトの抜粋です。

浜松は東京と大阪から等距離の場所に位置し、古くから東海道の中心と言える交通の要所であり、ものづくりによって栄えた成長期の日本における都市のロールモデルであった。また、マーケティングの先行基準にされるほど標準的な消費のモデルを示す地域であるが、近年までの建築系大学の不在も手伝って建築の議論の空白地域となっている。他方、建築における議論の中心は東京にあり、メディアから発せられる都市に関する議論についての情報も地方からは遠い世界の出来事として捉えられている。建築家たちが建築や都市について思考し、メディアで発信している言葉や活動と、地方で向き合う現実はそんなに遠い世界のものなのか。
そこで本企画では。浜松に建築界の新たな思想を持った若い建築家らが集まることにより、議論のロールモデルをつくることで、それらが地続きであることを共有し、建築が伝えるべき社会へのメッセージを日本の真ん中という地理的条件を備えた場所から発し、地方都市の将来を考察することを目的とする。

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