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渡辺隆建築設計事務所

オカノウエノナヤ

代々続く茶農家の若いご主人と、その家族のための住宅です。

共に農業を営む両親・祖父母の家とその納屋の隣で、茶畑が広がる丘の上にあります。この住宅の基本的な構成は、それら既存建物と茶畑との間に、水回り、収納、耐力壁としても機能するコアを4つ離して配置し、それらの間を引き違い窓で囲われたオープンスペースとしています。

1階のオープンスペースの大部分を占めるのは、モルタル仕上げの土間です。キッチンやダイニングスペースも備えられ、昔ながらの農家住宅のように、外から土の付いた下足のまま気軽に入ることができます。

2階のオープンスペースは、リビングや寝室などプライベートな空間です。どの部屋からも、遠くに連なる山並みや、点在する集落、間に広がる農地、最も低い所を流れていく川、眼下まで連なる茶畑、隣接する納屋の折板屋根などを見渡すことができます。

この住宅の主な外装仕上げは、屋根材:ガルバリウム鋼板の折板、壁材:フレキシブルボード、開口部:アルミサッシとしています。伝統的な農家住宅の形式を再解釈しながら、隣接する納屋のような現代的な即物性を引き受け、地域と風景に馴染んだ、新しい農家のあり方を示す住宅を目指しました。

撮影:長谷川健太

オカノウエノナヤ

設計時に制作しました1/100スケールの模型です。

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