渡辺隆建築設計事務所

パセリ。 - BLOG

06.02.2008

パセリ。

模型制作。設計の流れの中で大切な作業ではありますが、単純に大好きな作業でもあります。

好きなので、スタディ(検討用)模型なのに、ついつい飾っておくことを考えて、奇麗に作る欲望
を抑えきれなくなってしまったり・・・なんてことも。どうしても、建築模型でありながら、モノ として
完成品にしたくなってしまうんです。ですから理想は、その建物の造形(特徴)で、アクセサリー
やオブジェなど、いろいろな小物を作っても、大丈夫なデザインを!なんですが・・・・・・。(もちろ
ん気持ちのよい空間ができた上での話です)

すみません。本題は建築模型についてです。

建築模型は、かなり特殊(特に設計事務所のつくる模型)。鉄道模型や役所などに飾ってある
観光名所模型のような、リアル模型と全然違うんです。

建物のコンセプトや理想とする形を、わかりやすく、純粋に表現するのが建築模型。
ただ、そこには弊害もあって、初期のラフ模型はカッコよかったのに、実際、地球上に立ちあがっ
たら「ウッ・・・」なんてことも。でも初期段階でカッコ悪かったら話になりませんし、初期の純度の
高いカタチを最後までキープできるかがウデの見せどころ。

建築模型は実物よりもデフォルメされたものなのに、その建物の性格が、リアル模型よりはっき
り見えるものでなければならないんです。馬鹿正直に作ればいいというものではないので、つく
り手のセンスが要求されます。建物の特徴やプレゼンの内容により、模型のスケールや使用材
料をいろいろ工夫(楽しんで?)してみたり・・・・・作り手の個性もでますよね。
宮本佳明さんの「ケンチク模型。宮本流」という本のはじめに、学生のころ設計課題の模型に
パセリをおいて(植栽表現)ダサかった・・・と書かれています(笑)。有名建築家でも恥ずかしい
失敗の先に、現在のカッコいい模型(個性)があるみたいです・・・・。

渡辺隆建築設計事務所では、喜んでいただける案とともに、喜んでいただける模型をお届けし
ます!(パセリはのっていませんのでご安心ください。) 

本日の音楽:VAN HALEN[5150] 02 Can't This Be Love
80年代のロックはみんなこんな感じでした。シンセが入ったハードロック。エドワード・ヴァン・
ヘイレン、ライトハンド奏法・・・・。20年前?こういう音は古さを感じてしまいますが、当時の
ことが鮮明に蘇る音でもあります。 

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