03.04.2022
先週末、「見付の高床音楽倉庫」を無事にお引渡し。
"洋楽ROCK買取販売専門店"「音楽萬屋Kent」さんのための、在庫レコード・CDの倉庫(一部店舗と事務所)です。
建設地は、磐田の「見付天神 矢奈比賣神社」の参道沿い、見付本通り(旧東海道)側にある一つ目の鳥居をくぐって坂を上り、二つ目の鳥居の手前です。
このプロジェクトの主題は、災害に強く、貴重な在庫レコード・CDにとって最適な環境の"倉庫"を作ること。
・地盤が良く、水害の心配がない場所に建設すること
→神社周辺の高台。・盗難対策、湿気対策、直射日光対策などが万全な倉庫環境をつくること
→窓の少ない高床(2階倉庫)
→十分な勾配のあるシンプルな屋根
→ダブル折板(断熱材サンドイッチ)
→強固な外装(大壁・スパンドレル)
→シンプルな鉄骨ラーメン構造
→対候性の高いオールメッキ仕上げ
高床倉庫としての2階は堅牢に、高床倉庫下に仮設的に設える1階外壁は、取り付けビス表しの角波を柱表しの真壁で納めています。また、前面道路が桜並木の参道という、絶好の環境を楽しむため、2階にはお祭りテラスを設けました。
左右非対称の切妻屋根に開口部が極端に少ない外装、メッキによるオールシルバーの佇まいは、設計時にイメージしていたよりも、神々しく、、
参道を行き交う皆さんに親しまれる新しいスポットになれば、嬉しいです。
1階のお店のオープンは約1年後とのこと。渡辺事務所としては、Kentさんと実際の空間を体感しながら、レコードの棚を設計したりと、引き続きお店作りに関わっていきます。お楽しみに。
最近、ティアーズフォーフィアーズの新譜を聴いて以来、80年代のロック・ポップスがヘビーローテーション。フィルコリンズやジョージマイケルや、ビリージョエルなどなど。メロディもアレンジも音質もなんだか優しく心地よく、でもキラキラしていて、とっても癒されています。
03.02.2022
最近手放したものシリーズ番外編。
壊れてしまったけれど手放していない、
「G-SHOCK メンインブラック・マッドマン」
昨年末の大掃除の際に、手に取ったら、、、
あらら、
加水分解で、ボロロ・・・。
このモデルは1997年発売。買ったのは、当時浜松にあった量販店「ウォッチマン」です。
このブログでも過去に登場したことのあるお気に入りのモデル。
なんだか捨てるのが惜しくて、バラバラになったままで飾っています。
1997年は、レディオヘッドの「OK Computer」が発表された年です。この年は、オアシスの「Be Here Now」、ブラーの「Blur」、ヴァーヴの「Urban Hymns」、ケミカル・ブラザーズの「Dig Your Own Hole」なども発表された年で、UKロックが熱かったです。
02.26.2022
最近手放したものシリーズ、第3弾。
「amadana デスクトップオーディオ」
このCDプレーヤーも、前回の「FORIS.TV」と同様にく自邸「イワタノイエ」の完成と同時にやってきました。amadanaのプロダクトも、自分の設計した家が完成したら是非置きたいと思っていました。デザインしたのは建築家 鄭秀和(インテンショナリーズ)さん。建築家がプロダクトをデザインする・・・建築設計の仕事をしながらもプロダクトが好きなワタシにとって、羨ましすぎるプロジェクトで、なんだか勝手に元気をもらっていました。
「HOTEL CLASKA」(2003年)も泊りに行ったなぁ。
「イワタノイエ」にデスクトップオーディオがやってきたのが17年前、
このデスクトップオーディオで音楽を聴かなくなって約10年(iPodで音楽を聴くようになって、CDをケースから取り出すのはPCに音源を取り込むときのみに)、、、
CDを購入しなくなって約1年(昨年、遅ればせながらAppleMusicを始めて、CDを購入する意欲がほとんど湧かなくなり、今ではレコードをボチボチと収集しています)、、、
スタッフの増田君が引き取ってくれるということで、ついに手放すことになりました。
「FORIS.TV」の時もそうでしたけれど、時代の変化を改めて感じる機会にもなってしまって、やっぱり寂しい。
CDの収集は中学生の頃からの趣味でしたし、あの頃はCDは永久不滅の記録メディアだと信じていましたし、、、、
そうそう、「HOTEL CLASKA]も
2020年に閉館したんでしたっけ。
amadanaで最後に聴いてみたのが、ザ・ストリーツのこのアルバム。このディスクトップオーディオと同じ、2004年の作品です。同じころ世界的にエミネムがめちゃくちゃ売れていて、よく比べられてUK版エミネムなんて言われたりしていましたけれど、個人的にはダントツにこちらの方が好きでした。
02.23.2022
昨年の秋から年始にかけて、渡辺事務所のこだわりアイテムをいろいろ手放しました。理由は様々。もう随分古くなって不具合が多かったり、当時と状況が変わったり、、、
どれも思い入れの深いプロダクトで、手放す前に記録に残しておこうと、沢山写真を撮って保存しました。昨年のブログでは「バイバイその1」として「白いUP!」を紹介。
今日は久しぶりの第2弾です。
「EIZO FORIS.TV」(アナログチューナーモデル)
自邸「イワタノイエ」が完成した2005年にやってきたテレビ。プロダクト好きな私としては、自分の設計した家が完成したら絶対置きたいと思っていたプロダクトのひとつでした(デザインは川崎和男さん)。
地上デジタル放送や「イワタノイエ」の事務所化など、時代や状況の変化に耐えて、リビング→地下室→和室と居場所を変えつつ、役割もTV→DVDプレーヤー→置物?と・・・
17年経って、ついに手放すことに(泣)。
TVって、なんやかんや場所を取るんですよね。重いですし。
TVを手放す・・・なんだかいろいろ切ない気分。今の時代、ほとんどの事はiPhoneとiPadあれば事足りますし、多くのプロダクトが大きなタッチパネル画面に占領されてしまって、個性的なデザインにもなかなか出会うことが難しいですし。
「FORIS.TV」が発表された頃は、携帯電話で言えば「au Design project」とか、ワクワクするプロダクトがいっぱいで、楽しかったなぁ。
「FORIS.TV」で最後に再生したのはホワイトストライプスのライブDVD。大好きなライブ映像作品の一つ。メニュー画面もカッコいいんですよ。
02.22.2022
久しぶりに「磐田卓球場ラリーナ」へ行ったら、
一番高い棟付近から少し外れた屋根に3羽の鳩。
行儀よく同じ方角を向いて、等間隔で並んでいました。
設計者の私にもわからない、彼らなりのベストポジション?
もうすぐ17年ぶりに新作が発売されるティアーズフォーフィアーズ。「Everybody Wants to Rule the World」「shout」...有名な曲が沢山ありますが、個人的に一番好きなのはシルビアのCMソングだったこの曲。クイーンのボヘミアンラプソディのように、壮大な組曲的な構成で、いつ聴いてもグッとくる名曲です。